防草シート・雑草対策のQ&A


防草シート・雑草対策のQ&A


防草シートの選び方

防草シートサンプル1

防草シート選びのポイントは、どのような方法で設置するかを考えることです。
地面の上に直接むき出して設置するのか、シートを設置した上に土をかぶせて見えなくしてしまうのか、 設置後も植物を植えたいのか、設置方法によって選ぶべき製品は異なりますから、具体的な設置イメージを固めておきましょう。
地面に直接設置してそのまま使用する場合、耐久性と見た目が重要なポイントになります。
風雨や直射日光にさらされ続けますから耐久性が高く劣化しにくい製品を選ばないとあっという間にぼろぼろになってしまいます。
むき出しになる以上色が悪ければ見た目も悪くなってしまいますから、設置しても雰囲気を壊さないものを選ぶことが大切です。
土や砂利に埋めて設置する場合、上を歩く人や通る車がいる場合は常に重さがかかることになりますから耐久性が高いものを選びましょう。
日光による劣化は気にしなくてもよいですが、砂利や小石でこすれると傷つきやすいので土や砂利下専用の防草シートを選びましょう。
防草シートを設置後も地面に植物を植えて使用したいのなら、一般的なタイプではなく穴の開いた専用シートが必要になります。
雑草を防いでくれるので植物の生育にはよい環境になりますが、耐久性が低くなってしまうのでメンテナンスには注意が必要です。

防草シートの防草効果はどんな仕組み?

雑草対策に防草シートは欠かすことが出来ません。
植物というのは凄い生命力を持っていて、ちょっとした土や隙間があればコンクリートの間からでも芽を出して成長します。
庭があるという家で何も雑草対策をしていないという場合、庭は短期間のうちに雑草に覆われてしまうことでしょう。
防草対策に砂利を敷いてもその隙間から芽吹くのが、雑草というものなのです。
雑草は、風などで種子が飛ばされ、それに日光が当たることで光合成を行い発芽します。
砂利などを敷いたとしても、その隙間から日光が入り込んでしまうので、砂利の下から発芽して顔を出すのです。
防草シートというのは、その種子に日光が当たるのを防ぎますので、発芽させることが無いのです。
また、防草シート設置後にさらにその上に新しく種子が飛んできたとしても、土と違って根を伸ばすことが出来ませんからそこで育つことはありません。
シート一枚敷くだけで草が生える要素を徹底的に取り除くことが出来るというわけです。
特に、一戸建てが建ち並ぶ住宅地などの場合、他所の家で発芽した雑草の種子が飛ぶため、 対策を立てないといくらこまめに処理をしてもすぐに雑草は生えてきてしまします。
草取りの手間を省くためには、防草シートは欠かすことは出来ないのです。

防草シートサンプル2

防草シートと除草剤の使い分け

防草シートサンプル3

防草シートを使用して雑草対策を行うためには、必ず初めに除草する事が必要です。
生えている草は、綺麗に除草し、また、尖ったものや石、根っこなども綺麗に取り除く必要があります。
そのような物があるまま除草シートを使用すると破れてしまう危険性があるからです。
そして、除草が終わったら、次は、綺麗に土を平になるよう整地します。
この作業を怠ると除草シートを設置後、ボコボコした完成になってしまいます。
それから、やっと除草シートの出番になります。
ぴんと張った状態で除草シートを貼り固定します。
そして、お好みの砂利などを除草シートの上から撒けば完成!これで、雑草対策がバッチリになるのです。
しかし、セイタカアワダチソウスギナススキ、クズ、メヒシバ、スギナ、ヤブガラシ、チガヤ、ハマスゲなどの雑草は、非常に強い雑草になる為、 根っこから処理を行ってから除草シートを貼る必要があります。
また、その際は、除草剤などを使用し、しっかり除去する事をお勧めします。
これらのように、除草シートを設置する際は設置前の下処理がとても重要。
綺麗に雑草を処理し、出来る事なら除草剤などを使用し根っこから除去する事も大切です。
これを丁寧に行う事で、綺麗な状態で長い期間、雑草対策を行う事ができるのです。